カメラの画質

空撮用ドローンは上空から地上の撮影を行うため、画質性能が優れたものを選ぶことが大切です。画質が悪いと写りが悪く、何があるかを確認できません。機体情報から画質について確認できるため、最低「フルHD」または「1920×1080p」といった表記があるものを選んでください。

カメラのセンサーサイズもチェックしておく必要があります。センサーサイズが大きければ大きいほど光を取り込みやすくなるので、暗い場所であっても明るい写真を撮影することが可能です。また、乱れの少ない写真撮影が可能となるため、ビジネス用としても最適です。

カメラの画質やセンサーサイズの大きさは値段によって異なります。安価なドローンだと画質が悪く、サイズも小さくなるので美しい写真は残せません。画質のよさを重視するなら、値段よりも性能を優先してください。

ジンバルの有無

空撮用ドローンを購入するときは、ジンバルが付いているかを必ず確認しましょう。ジンバルとは、ドローンのカメラを水平に安定させるための軸のようなものです。空中を飛行するドローンは風などに煽られて不安定になることが少なくありません。不安定な状態が続くと撮影ができないため、カメラを安定させるジンバルが必要になるのです。

ジンバルは機体に付属しているものも多いため、もともと付属しているものを選ぶことをおすすめします。

GPS機能

空撮時に目視外飛行をするなら、GPS機能が付いたドローンを導入してみてください。法律では操縦者の目が届かない場所への飛行は承認が必要ですが、目視外飛行の訓練承認を受けていれば目の届かない場所にドローンを飛ばせます。人が入り込めない場所にドローンを飛ばすときは、訓練を受けている人が操縦する必要があります。

目視外飛行は様々な場所にドローンを飛ばすことが出来るメリットがある一方で、どこにいるかがわからなくなるデメリットがあります。GPSが付いていればその都度位置情報を把握できるので、目の届かない場所に飛行させても見失うこともありません。

空撮が難しい場合はドローン請負業者に相談を

空撮は民間資格取得者、または目視外飛行の訓練をしている人でないと自由に行うことが難しいといえます。法律では上空150メートル以上での飛行が禁止されているので、資格を持っていない人は空撮が行えないのです。

150メートル以上の上空から写真を撮影したい、人が入り込めない場所の管理をしたいという場合はドローン請負業者への依頼も検討してください。ドローン請負とは、専門の知識と技術を持つ人材にドローン作業を委託できるものです。

ドローンを使う機会が少なければドローン請負を選んでもいいのですが、今後何度も使う機会があるならスクールに通って資格を取得することもおすすめです。資格を取っておけば自身で操縦できるようになるので、委託する手間も依頼料金も省けます。